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2022.03.25

それって売れるの?EC参入時に押さえておきたい商品のコト

それって売れるの?EC参入時に押さえておきたい商品のコト

□これからEC事業を本格的に進めていきたい
□でもどうやって立ちあげたらいいのかポイントがわからない
□すでにEC事業をしているけれど、なかなか売れない

そんな方に特に知っていただきたい
通販を始める前に押さえたい商品のキホンをお伝えします!

Ⅰ 通販事業に欠かせないPMFの考え方

PMFという言葉はご存知でしょうか?

「Product Market Fit」のことで、自社のプロダクトやサービスが、あるマーケットに適合(フィット)している状態=商品が顧客に支持されている状態です。

通販事業でいえば、自社商品が顧客に支持され、一定規模の売上を生み出せている状態のことをさすでしょう。
PMFは3つの要素で成り立っています。
商品・市場・媒体です。
簡単に言えば、PMF=通販事業で成功するには、「正しい商品を」「正しい市場に」「正しい方法で」売ることが必要になります。

通販事業のみならず、どんなビジネスにおいても、大前提としてこの3つの要素それぞれが最適であれば、PMFを実現することができます。

逆に、よくあるケースとして商品自体が間違っていたり(売れない商品をつくっている)、市場が間違っていたり(ターゲットが合っていなかったりニーズを押さえていない)、媒体が間違ってい(顧客接点を持つチャネルが合っていない、売れないサイトになっている)とPMF出来なくなってしまいます。

ですが、その中でも商品は最も重要な部分といえるでしょう。マーケティング手法も重要ですが、正しい商品があってこそ成長するEC事業ができます。
では、「正しい商品」とはどのようにつくれば良いのでしょうか?

Ⅱ 最適な商品の作り方

弊社に数多く寄せられるECに関するご相談の中には、これから新しく自社ブランドを立ち上げようと検討中であったり、BtoB向けの会社様が自社の製造機能を活かしてBtoC向けに商品を開発し販売していこうと検討している会社様もいらっしゃいます。

このような、これから商品をつくるという方に押さえてほしい、商品づくりのポイントが以下の2つです。

①プロダクトアウト発想
=「こんなものがあれば売れる!」という商品を起点に考えて新しい市場を創造する

②マーケットイン発想
=お客様の「あったらいいな」をカタチにする需要を起点に考えて商品をつくる

どちらも商品を開発するうえで重要な軸です。
しかし、プロダクトアウト発想は発明家のような画期的な商品を思いつかない限りは、新しい文化をつくるための綿密な商品づくり、コンセプト設計、大きな投資が必要になる場合がほとんどです。

したがって、まずはじめに商品をつくるのであれば、マーケットイン発想で市場のニーズに応える商品をつくるのがおすすめです。

中には、「それって、世の中に同じようなものが増えるだけじゃないのか?どうやって差別化するのか?」と考える方や、どうしても自社の感覚的な「これをつくりたい」を実現したいと考える方もいらっしゃいます。

マーケットイン発想での商品開発では、自社商品と同じニーズに対して価値を提供するベンチマークとなる商品を徹底的に分析することで、顧客の本当のインサイト(深層に隠れている心理、ニーズ、思いなど)とその商品に不足している要素を見つけます。その要素と顧客のニーズを機能性、デザイン性、価格の軸でより優位にリプレイスすることで、包み込み戦略をとります。
また、弊社のコンサルティングの中ではこのようなベンチマーク調査の他、時系列キーワードやサジェストキーワードなど実際にユーザーが検索しているキーワードからもニーズを見つけ、商品に必要な要素(コンセプト、ターゲット、独自性、顧客体験(JOY型、JOB型)を抽出していきます。

プロダクトアウト発想にこだわってしまうと、独自性は出る一方で、ニーズやターゲットを拾えていない商品ができてしまうことがあります。「これをつくりたい≠売れる」ではないことを念頭において商品づくりをすることが重要です。

フロント商品はマーケットイン発想、それ以降のリピート購入やLTV向上の段階で自社のつくりたい・売りたい商品をつくっていくことがおすすめです。

ここまでPMFに必要な3つの要素と商品についてお伝えしましたが、EC事業を成長させるためには、いかに顧客セグメントやカスタマージャーニーに沿って初回購入をしてもらうか、リピート購入をしてもらうかといった戦略も大きく影響します。

このような戦略についてノウハウを知りたい方は、4月20日(水)に開催されますカスタマーエクスペリエンス経営フォーラムにご参加ください!

カスタマーエクスペリエンス経営フォーラムは、モデルや事例、経営のヒントになるような会社さまの事例が盛りだくさんの勉強会となっております。

4月20日(水)のメインテーマは「LTV改善」と題してお送りさせていただきます。

各項目で今すぐに対応していただきたい事例や内容が盛りだくさんとなっております。
初回のお試し参加は無料になっております。
EC事業に参入している企業はもちろん、これから参入していく会社さまにもぜひ知っていただきたい内容になっておりますのでぜひご参加ください!

※初回参加1企業2名様まで無料ご招待
※代表者・事業責任者様の参加が必須
(ご招待は入会の判断をしていただく機会でもあります。そのため、決裁者様の参加を必須とさせていただいております。ご容赦くださいませ。)

▼ご参加のお申し込みはこちらから▼
https://subsc.funaisoken.co.jp/subsc/

LTV改善のためのBI活用事例が聞ける!

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初回のお試し参加は無料になっております。
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開催日時:4月20日(水)13:00~16:30
会場:zoomにて開催
(ご参加予定の方は12:45までにはご入室をお願いいたします)

著者情報

杉浦 茉歩

株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト

杉浦 茉歩Maho Sugiura

静岡県出身。
新卒で船井総合研究所に入社。
賃貸支援部での管理会社業績アップ支援、また整骨院・整形外科分野にてSNSを活用した集客強化に従事。
現在はECグループにてEC業績アップに関するマーケティング支援をはじめ、市場調査、業務管理及び営業支援ツール作成など、経営者と伴走することを軸に業績アップへの様々なサポートを行っている