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2023.01.05

BtoB企業がECサイトを構築すべき5つの理由

BtoB企業がECサイトを構築すべき5つの理由

2023年に入り、BtoBの企業様からDX(デジタルトランスフォーメーション)に関するご相談を多くいただいております。ご相談をお伺いすると「DXで無駄を省いて業績を上げたいけど、何から始めたら良いか分からない」というお悩みの企業様が非常に多いです。そこで今回は「BtoB企業(商社・卸売業)がECサイトを構築すべき5つの理由」というテーマでお送りします。

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商社・卸売業がDXする際のポイント

船井総合研究所では、DXにおいて重要なポイントは、”デジタル資産を活用”して新たな売上を作ることだとお伝えしています。デジタル資産を活用するためには、まずはデジタル資産の蓄積からスタートしていくことが必要です。商社・卸売業は顧客からの注文を起点に業務が流れていくため、注文情報をデジタル化することで、デジタル資産を蓄積することができます。

しかし、上記の事をお伝えすると「ウチはアナログな注文方法(電話、FAX、メール、営業担当者へ口頭発注)がメインだし、受注処理で手一杯なんだからデジタル化なんて出来ないよ!」とお声をいただくことがあります。

 

ECサイトが全てを解決

そこで活躍するのがECサイトです。BtoB ECサイトは、企業間の取引をアナログ(電話、FAX、メール、口頭など)ではなく、デジタルを活用して行う仕組みです。BtoB ECサイトを構築することで、得意先自身にサイトにアクセスしていただき、24時間いつでも発注していただくことが可能になります。また、得意先からの発注をWebに一本化し、顧客が入力した情報を基幹システムに自動で転記できるようになります。もちろん得意先ごとに異なる価格設定、決済方法、提案商品を個別設定でき、法人営業特有の商習慣にも対応が可能です。今では50〜70代の方でも通販サイトでショッピングをしている時代です。丁寧に使い方をご案内したところ多くの企業様がお得意先をBtoB ECサイトでの発注に誘導することができています。

 

BtoB企業がECサイトを構築すべき5つの理由

BtoB企業がECサイトを構築することで次のようなメリットがあります。

メリット① デジタル資産をマーケティングに活用

BtoB ECサイトを構築することで、どの企業の、誰が、何を、どのぐらい購買しているのかを正確に把握することができます。また、ECサイトは過去の閲覧履歴も把握することが可能です。そのため、過去のデジタル情報資産を分析することで、正しく効果的なマーケティング施策の実行が可能になります。イベント用品卸売業様では、前週に伸びた商品をいち早く把握して、営業に活かすことをしています。

 

メリット② 業務効率化を実現

従業員による顧客からの問い合わせ対応には、労力と時間が必要です。そこで取り入れたいのが、AIによる問い合わせ対応。過去のデータから分析し、FAQ(よくある質問とその返答をまとめたもの)を設置するのも有効でしょう。これらの方法によって問い合わせ対応を自動化できれば、従業員は問い合わせ対応に追われることなく他の業務に集中することができます。

 

メリット③ 新規取引先の開拓に活用

BtoB ECサイトは法人の新規開拓にも有効です。仕入先をインターネットで検索して探している卸先にサイトへ訪れてもらい、新規取引をスタートすることができます。具体的には「馬肉 仕入」 「アパレル 卸」 「内装資材 卸売」などといった検索をした方をターゲットにします。毎月インターネット経由で100社を超える卸先を開拓している企業様もいらっしゃいます。DXの第一歩としてBtoB ECサイトの構築を検討してみてはいかがでしょうか?

 

メリット④ 従業員の働く環境の改善

BtoB ECサイトは従業員満足度の改善に役立ちます。BtoB ECサイトを構築をすることでDXが促進し、働きやすい環境をデザインすることが可能です。例えば、これまでの煩雑な作業の業務効率がよくなれば残業が少なくなります。あるいはリモートワークが推進されることで、自由な場所で働けるなどのメリットを得られる社員もいるでしょう。これらの働く環境の改善によって従業員満足度を改善することができます。従業員満足度が改善すると離職率低下、採用コストの軽減にもつながります。

 

メリット⑤ 業績の向上

BtoB ECサイトを構築し、DXを推進することで①〜④のメリットを享受することができます。その結果として業績を向上させることができます。実際にコロナの影響で赤字が続き、経営状況が悪くなった時に弊社のセミナーにご参加いただいた会社様がございます。その会社様はBtoB ECサイトを構築したことで、業務効率化で営業活動に専念することが可能となりました。その結果として赤字補填に収まらず、V字回復で業績が推移し、2022年に過去最高売上を達成しています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?企業の価値を高めるDXの推進は、現在多くの企業にとって重要な課題となっています。ECを活用し、効果的にDXを推進しようとお考えいただいているならば、まずは一度弊社セミナーにご参加頂ければと思います。船井総合研究所はDXのお悩みを持つ企業様を徹底的にサポートいたします!皆様とお会いできることを楽しみにしております!

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著者情報

日坂 大起

株式会社船井総合研究所
ECソリューションユニット マネージャー

日坂 大起Daiki Hisaka

入社以来BtoC領域の店舗開発/ECデジタルマーケティング支援に従事。
WEB・デジタルの領域だけの提案にとどまらず小売業やメーカーに対しての店舗の支援や商品づくりや価格帯調査、在庫改善等一貫したコンサルティングを手掛けている。
・2021年1月よりECグループ、2021年7月にEC部門の責任者に就任。
・2014年 関西学院大学卒業後、船井総合研究所に入社しアパレル領域のコンサルティングを担当
・2015年 高単価商材(呉服・宝石等)のマーケティングコンサルティングに従事
・2016年 歴代最年少で管理職に昇格、アパレル領域以外に中古ビジネスのコンサルティングを担当
・2018年 BtoCの小売業分野のコンサルティング全般を担当
・2019年 ビューティビジネス分野の統括責任者に昇格しBtoCのサービス業を含めた領域のコンサルティングを経験
・2021年 現職になるECグループに社内移籍しBtoB/BtoC分野での大手中堅を含む案件のPJ責任者として店舗開発やDX領域のコンサルティングに従事している

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