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2022.01.29

DXを進めるうえで必要となる社内研修とは

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0.初めに

DXを進めていく上で必要なことは多くありますが、その中でも特に重要なことの1つに社内研修があげられます。

しっかりとした研修を行い社員を育てることができないと、DXを進めるうえで実際に動く人がおらず、効果が薄くなってしまいます。

では、最初からデジタルの分野に精通している人を採用すればよいのか、というとそれは難しいでしょう。

勿論、優秀な人が入るのは会社にとって良いことではありますが、問題点が二つあります。1つは採用活動にかかるコストが大きく、スキルのある人材の人件費は一般の方より高い点。もう1つは決してデジタルに精通しているからといってDX人材になるというわけではないという点です。

特に2点目についてですが、DXを進める上で重要な点はデジタルにおける変革を行う視点を持っているということであり、デジタルに強いというのは必要条件ではないのです。

従って、中小企業にとって重要なことはいかに社内の人材をDX人材に育成するか、ということであり、DX研修を強く推し進めることが大事であると私たちは考えております。

 

ではこの「DX研修」、どのような種類があり、どのように進めれば良いのでしょうか。そして研修のゴールは何を目指せばよいのか。今回はこの3点に絞って説明いたします。

1.DX研修の種類

一言でDX研修と言ってもその内容は多岐に渡りますが、大きく分けて「デジタルの技術を学ぶ」研修と「DXの視点を身に着ける」研修の二つになります。

前者は導入したシステムやツールの使い方を学ぶといったのがメインとなります。

こちらの研修ではただスキルを教えるのではなく、業務を意識した研修を行うことが非常に大事になります。

研修を受ける参加者の方にただ漠然と学ぶのではなく、通常の業務フローを意識することで、研修を受けただけに終わらずにすぐに業務へ活用させることができます。

またそれを実現できるように、研修で学んだことをすぐに業務の中で使える仕組み作りを意識するのが良いでしょう。

 

後者の「DXの視点を身に着ける」研修についてですが、これは言い換えると「DXを推し進める人材を育てる」研修になります。

DXを推し進める人材のことをDX人材と我々は呼んでいるのですが、DX人材には意識していただきたい3つのポイントというものがあります。

1つ目が「課題発見能力」、2つ目が「発想力」、3つ目が「社内外の交流」

この3つについては別の記事で説明させていただいているのですが、このようにDXを進める上で大事な考えというのを社員に共有することで、社内のDXを担う人材を育てるというのがこの研修の目標です。

 

また、この視点は社員の役職によっても変わってきます。

例えば、実際に現場で働く人にとっては現場の業務をさらに良くするための視点を持ってもらえるような研修を行ったり、マネージャーは管理を行うための視点や他部署との連携を行うための視点を持ってもらうなど、何種類もあります。

どのようにしたらその視点を持ってもらえるのか、というのを考え役職ごとに研修内容を変える必要があるでしょう。

 

DXを進めることで大事なことの一つに、上層部だけではなく会社全体として動くことというのがあげられます。

社員全員がDX人材へと育つためにも「DX人材を育てる研修」が重要になってきます。

2.効率的な研修の進め方

DX研修の効果を最大に高めるためにどうすればよいのか、ということですがまずは社員に研修を受けるためのマインドセットをすることが大事です。

そもそも研修を受ける気がない人にとってはこちらからどのような研修を行ってもあまり効果は望めないでしょう。

研修を受けてもらえるようにするために、まずは成功した社内DX事例があると好ましいです。

DXを進めるうえで一番最初にスモールスタートとして一部分のみDXを進めることが非常に重要で、社内成功事例があるかないかでは社員の印象も違ってきます。

そのスモールスタートする内容については深くは掘り下げませんが、社長自らが声をかけやすく、規模が小さく、かつ効果が見込める業務が良いでしょう。

そしてそのスモールスタートが無事に成果を出し、その内容が社内に広まり、社員に好印象を持っていただいた時、いよいよ全社として取り組むのが良いでしょう。

 

次に研修を受ける社員についてですが、こちらに関しては比較的若い社員が良いでしょう。

理由としては2つあり、1つ目は若い人材の方が新しい内容への習熟速度が早い傾向にあり、また比較的高い行動力をもちでDXを進めるうえで非常にプラスになることが期待できるということあげられます。

2つ目は研修を受けることで若手社員の強みを作ることに繋がり、それが自信として今後の業務へ良い影響が見込めるためです。

また若手社員のみではなく、役職者などに研修に参加していただき、各部署・チームごとにDX人材を配置できるようにすることで、全社的なDXを推し進めていくことも非常に重要になります。

3.DX研修のゴールとその次について

ではDX研修を行う上でのゴールとは一体何なのでしょうか。

一言で言うとするなら「DX人材を育てる」ということでしょう。

DX人材はDXを進めていくうえで非常に重要な土台です。DXに終わりはありません。技術は常に進歩し、企業は常に適応していくことを求められます。この時に土台の有無は大きな差になるでしょう。早い段階でDX人材の育成をぜひ行いましょう。

そしてこの土台をつくることで、デジタルの技術を持つ人材を採用しやすい環境が生まれてきます。

時代が進めば進むほど専門的知識が必要とされる人材が必須になります。しかし、中々DXが進んでいない企業、DX人材がいない会社で彼らを採用するのは厳しいでしょう。

デジタル人材を採用することで、さらにデジタル人材を採用しやすい環境が生まれます。この正のスパイラルに入るためにもDX人材を今の内から育成しましょう。

4.まとめ

今回はDX研修の内容と効率的な進め方について説明いたしました。

会社とは組織であり、人が重要なことは言うまでもありません。

いかに社員を育てるかがDXを行う上でのカギになってきますので、検討されてはいかがでしょうか。

そういわれても、DX研修の具体的な内容が分からない方もいらっしゃると思います。

船井総合研究所では、研修に限らずDXの戦略づくりや実行のための組織づくりをサポートしています。もし、お悩みなどありましたら、無料の個別相談も行っておりますので、お気軽にお申込みください。【無料個別相談のお申込はこちら

 

著者情報

横窪 勇太

株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト

横窪 勇太Yuta Yokokubo

明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。