今回お伝えさせていただきたいこと
・そもそも、コンバージョンとは
・コンバージョン設定をすると何ができるようになるのか
・コンバージョン情報を参考にした改善策(一例)
・コンバージョン設定ができていないとどうなるのか
・設定方法
になります。それぞれ一つずつご説明させて頂けたらと思います。
そもそも、コンバージョンとは
コンバージョン(CV)とは、直訳すると、「転換」といった意味で、Webマーケティングの分野では、Webサイトの成果を指しております。
業種によっても変わりますが、具体的な例だと
・商品購入
・電話問い合わせ
・メール問い合わせ
・資料請求
などをコンバージョンとして設定している方が多いです。
コンバージョン設定をすると何ができるようになるのか
コンバージョン設定をすると何が成果に繋がったのか明確にすることができます。
もう少し具体的にお伝えすると、成果に繋がったユーザーの
・検索語句
・クリックした広告文
・デバイス、地域
(一部のユーザーは性別、世帯年収、年齢も取得可能)
・どのページをいつ、どれくらい見たか
などがわかります。
いつ、何が、どれくらいの費用対効果で成果に繋がったのかを明確にするだけで、逆に成果に繋がっていないものは何かを可視化する事にもなります。
ですので、広告を運用する際は必ず設定させていただいております。
Googleアナリティクス(左)、Google広告(右)の管理画面上からはこの様な形で可視化することができます。
コンバージョン情報を参考にした改善策(一例)
コンバージョン設定ができたアカウントを具体的にどの様に改善しているか、あくまでまた一例にはなりますがご紹介させていただきます。
・成果に繋がらないキーワードの停止。またはマッチタイプを絞り込み。
・ランディングさせるページの変更
・成果に繋がった広告文を軸に、他の広告文をリライト
・成果に繋がりにくい配信エリアの絞り込み
・成果に繋りにくい年齢を除外設定
他にも様々な改善施策があるのですが、上記の様な事をして、最適な広告運用を図っています。
コンバージョン設定ができていないとどうなるのか
改善をする上で絶対に必要なコンバージョン設定ですが、逆に設定しないとどの様な課題が発生するかもご紹介させていただきます。
・何が成果に繋がっているのかわからない為、仮説でしか調整できない
・成果が良い月と悪い月の比較をしても獲得クリック数までしかわからず、闇雲にクリック数だけ伸ばしてしまう
・何故成果が出ているのか、出ていないのか仮説が立てられないので改善施策が進まない
という事が起きると思います。ですので、費用対効果の良いアカウント運用はコンバージョン設定無しにはスムーズに進まないでしょう。
設定方法
最後に、設定方法を紹介させて頂きます。
完了までのステップは大きく分けると4つです。
①Googleタグマネージャーを開設
②発行したタグをHPに埋め込み
③タグマネージャーにコンバージョンポイントの設定
④Google広告、Yahoo!プロモーション広告、Googleアナリティクスと連携
になります。一つずつ記載させていただきます。
①Googleタグマネージャーを開設
まず、「Googleタグマネージャー」と検索し、タグの新規作成を行います。
②発行したタグをHPに埋め込み
タグマネージャーの初期登録が完了すると下記画像の様なコードが出てきます。このコードを、タグマネージャーの案内通りHPに埋め込んでいきます。
③タグマネージャーにコンバージョンポイントの設定
正確にはトリガーの設定と言いますが、下記の画面を編集するイメージです。
④Google広告、Yahoo!プロモーション広告、Googleアナリティクスと連携
正確にはタグ設定と言います。接続先のツールを指定し、下記画像の様な形で編集します。
以上となります。
いかがでしたでしょうか?
慣れないうちは少し難しく感じる箇所もあると思いますが、一度設定すればあとは自動で成果に繋がった情報が溜まります。
まだ設定していない方は是非ご活用頂けたらと思います。
著者情報
株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト
横窪 勇太Yuta Yokokubo
明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。