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2021.05.19

船井流のキーワードから考えるサブスクリプションビジネス【差別化の8要素】

船井流のキーワードから考えるサブスクリプションビジネス【差別化の8要素】

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さて、今回のコラムでは、船井流のキーワードから考えるサブスクリプションビジネスということで、
「差別化の8要素」と「サブスクリプションビジネス」についてお伝えしていきたいと思います。

 船井流経営法とは…

まず、「船井流のキーワード」ということで、船井総研では、創業者である船井幸雄や各コンサルタントが確立した
業績アップ理論・考え方を総称して「船井流経営法」と呼んでいます。

その中でも、この「差別化の8要素」というキーワードですが、船井総研の創業者である船井幸雄の著書を
読んだことのある方や、船井総研の研究会・月次支援を受けた経験のある方であれば、
一度は目にしたことのあるキーワードではないでしょうか?

 差別化の8要素とは…

「差別化の8要素」とは、
①立地 ②規模 ③ブランド力 ④商品力 ⑤販促力 ⑥接客力 ⑦価格力 ⑧固定客化力 の8つを指します。

①→⑧の順に重要さを表しています。

①立地 ②規模 ③ブランド力 は、「戦略的差別化要素」と言い、簡単に変えることができないもの。

④商品力 ⑤販促力 ⑥接客力 ⑦価格力 ⑧固定客化力 は、「戦術的差別化要素」と言い、①~③と比較すると変えやすいものです。

店舗ビジネスで考えてみると、一度出店した「立地」から、移転するのは時間も費用も莫大にかかりますが、
取り扱う「商品」の構成を変えるのであれば、来月、早ければ次の日からでも変えられます。

 競合と比較していかに有利なカードを持てるか

サブスクリプションビジネスは「お客様とのつながりビジネス」です。
お客様と継続的につながっている状態を作るためには、当然、まずは自社を利用していただく、自店に来店していただくことが必要です。

つまり、お客様に自社・自店を選んでいただく必要があるのです。
その際に考えなければいけないことは、「他社(競合)との差別化のポイントが必要」ということです。

差別化の8要素のそれぞれの要素、ひとつひとつをカードだと考えてみましょう。
①の立地から順番に強いカードです。
競合と自社を比較して、どちらが有利なカードを、より多く持っていられるかによって、売上が変わってきます。

 強いカードを持っていないのに成功したカラー専門店

カードとして1番有利なのは、①の立地ですが、
今回カラー専門店のセミナーにご登壇いただく、ベラ・ドンナの魚住代表が出店した店舗は、なんと「三等立地」!

にも関わらず、2020年12月のコロナ禍の中で出店後、早々に単月黒字化に成功され、今年4月には2店舗目のカラー専門店をオープンされました。

サブスクプランも売り切れが続出し、続々とユーザーを獲得されていらっしゃいます。

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

次回のコラムでも、サブスクについて効率良く知識を得ていただくためのコンテンツをご用意しておりますので、
引き続きご愛読ください!

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著者情報

横窪 勇太

株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト

横窪 勇太Yuta Yokokubo

明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。