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2023.02.27

【EC業界】ecサイトにおけるseo対策の方法、注意点を解説

【EC業界】ecサイトにおけるseo対策の方法、注意点を解説

ECサイトにSEO対策が必要な理由

新型コロナウイルスが当たり前のように扱われる昨今、2022年8月に経済産業省の出したデータによるとEC化率の指標は8.7%をマークし、日本国内のECサイト数400万店舗を超えると言われています。
このような状況下では、競合が多くサイト流入の難易度が上がっています。

そこで効率的な対策はSEO対策です。なぜならサイト流入の約半数は自然検索によるものであり、流入数増加の効果が高いからです。

他にもSEO対策には費用がかからないことや、長期的に効果を上げることができること等メリットもあります。

これらのことからSEO対策はECサイト運営に必要だといえます。


今後のSEO対策

では、今どんなSEO対策が求められているのか?
自社の商品を見やすく見せたり文字数を増やしてライティング充実させたり、トレンドを把握したSEO対策を実施してページを上位表示させることは重要です。ただ、もっとも肝要なことは、売上につなげるための戦略的サイト構造コンテンツになっているかということです。

優先順位付けを含め、今後のSEO対策には下記のような取り組みが必要になってきます。

BIツールを活用したデータの可視化

SEO対策をする際になんとなく売れている商品のSEO対策を始める方も多いのではないでしょうか?
取引や商品のデータをBIツール可視化し、売上だけでなく、商品が粗利に占める割合、新規顧客の獲得数、商品LTVなど優先順位を決める上での指標を整理すると、どの商品から優先的にSEO対策を実施するべきかが明確になります。
セッション数を増やすだけではなく、自社の場合どのKPI課題があるのかを整理した上でデータに基づいた優先順位を立てる必要があります。

選定した商品のページを上位表示するための最適なサイトマップ

効率的にSEO対策を実施するためには、SEO対策をするページ単体だけではなく、サイト全体の構成見直す必要があります。

「テレビ おすすめ」のキーワードでSEO対策を実施すると2,2000回月間で検索をされているため、ある程度の流入を見込むことができます。
しかし、長期的な目線で見ると「テレビ」の単ワード(月間検索回数368,000)もかなり検索ボリュームがあるため、こちらのキーワードからも流入を増やすようにしたいかと思います。

サイトの設計見直すことで対策を注力しているキーワード以外からも、対策次第では自然と流入が増加します。
ビッグワード(テレビ)ミドルワードテールワード(テレビ おすすめ)の検索流入を総取りするためのサイトの設計を実施しましょう。

コンテンツマーケティングツールの活用

SEO対策をする上で作成しているページにどのようなキーワードを盛り込み、どれくらいの文字数を目安にコンテンツを作成すれば良いか明確に分からずにコンテンツを作成されている方も多いかと思います。

しかし、グーグルがどのようなコンテンツを評価しているか分からない中で手探りでコンテンツの作成を進めていく方法は効率的だとは言えません。

実際に上位表示をされている(グーグルに評価)されているコンテンツを調査し、
上位表示されているコンテンツと現状のページの差分をレポートでまとめて表示をするコンテンツマーケティングツールを活用しましょう。

社内のリソースが限られており、今後SEO対策を実施する競合企業が増えていく中で売上アップにつながるコンテンツ作成の優先順位付けと、SEOの調査ツールの活用はますます必要になってきます。

2023年のSEO対策についての無料ダウンロードレポートを公開しております。
具体的なSEO対策の実施手順について記載しておりますので是非ご活用ください。

※出典:2022年8月の電子商取引に関する市場調査 経済産業省
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3.ECサイトのSEO対策の注意点

SEO対策の方法について解説しましたが、SEOには注意点もあります。今回はスパムリンク、重複コンテンツ、販売終了ページ対策の3点について解説いたします。

スパムリンク

スパムリンクとは、Googleのウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に反しているサイトや、明らかにスパムサイトと分かるサイトからはられているリンクのことを指します。スパムリンクは、自サイトの評価を下げるだけでなくGoogleからペナルティを受け兼ねません。そのため、定期的にチェックして、必要に応じて、その悪質なリンクを削除・否認していくことがSEOにおいて重要です。

重複コンテンツ

重複コンテンツとは、自社サイトおよび外部サイトに既にあるコンテンツと内容が酷似しているコンテンツのことです。重複コンテンツが存在することで、「評価が分散する」、「検索結果上にページが表示されなくなる」、「ペナルティを受ける可能性がある」などデメリットがあります。また、クロール効率低下も問題です。そのため、ECサイトにおいても重複コンテンツを対策することが重要です。

販売終了ぺージ対策

販売終了ページをそのままにしていると、ユーザーにとって不便なだけでなく、ECサイト全体の評価下がり、検索結果で上位表示されにくくなってしまいます。販売終了のものがあれば適切に対処することが重要です。

まとめとおすすめサイト

今回はECサイトのSEO対策について解説いたしました。ECサイトの業績向上についてより深くお知りになりたい方向けに無料レポートの一覧をご用意いたしました。無料ダウンロードいただけますので是非こちらもご参照ください。

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著者情報

中村 勇志

株式会社船井総合研究所
ECグループ コンサルタント

中村 勇志Yushi Nakamura

大学卒業後、大手広告代理店に就職。OMOのプロモーション提案を得意とし、トップ営業マンの経歴を持つ。船井総研に入社してからは、RPAとBIツールを利用したデータを駆使し、「売上を上げるためのデータ活用」を中心に行う。これまで、自動車・不動産・保険代理・アミューズ・ゼネコン・アパレル・小売・士業など、のべ50社にも及ぶ幅広いクライアントのDXと業績アップに貢献している。
共同著書:「担当者になったら知っておきたい 中堅・中小企業のための「DX」実践講座」
寄稿記事:NewsPicks「RPAを活用して業績を伸ばす方法」2021年6月など
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