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2022.01.29

失敗しないDX推進チーム作り。押さえるべき3つのポイント

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 皆様の企業では、DXの取り組みを進めるためのチームはどの様にされていますか?これからDXに取り組みたいと考えている経営者の方にお話をすると「DXに取り組みたいと考えているが、どの様な推進チームを作ればいいか分からない」というご相談をいただきます。

■DX推進チームを作る際のよくある悩み

①どの様な人をDX推進チームに選べばいいか分からない。

②DX推進チームにどれくらいの人を投資すればいいか分からない。

③DXの取り組みをどの様に評価すればいいか分からない。

 DXを行う上で、新しくデジタルツールを導入したり、業務プロセスの変革を行ったり、企業全体を巻き込んだ活動が必要になりますが、中心となって動くDX推進チームは大きな役割を担うことになります。その際に、チームを作る際の気を付けるべきポイントをご説明します。

①会社を変えていく想いを持つ人を中心にチームを作る

 まず中心になるDX推進者には、会社の全体最適を考えられる人を任命することが必要です。これまでの仕事の方法の見直しや現場との調整など、いくつもの壁を乗り越える必要があります。粘り強く会社の変革を担ってくれる人を中心に、デジタルに興味のある若手を巻き込むなど、それぞれの役割を分担しチームを構成します。

②DXによる効果とDX推進チームの人件費の投資回収を試算する

 DXへの取り組みは、企業の業績や生産性の向上を上げるための一つの手段です。そのため、DXを取り組むことでどの様な成果を上げるべきか、定量的な指標(KGIやKPI)を明確にしてください。その上で、DX推進チームが施策を行う際には、どれくらいの工数が必要か。また、どれくらいの人件費が必要かを計算し、どれくらいの人が必要かを判断します。

③KGIやKPIの向上とDXの活動状況の二つを評価する

 DXへの取り組みは、定めた目標(KGIやKPI)に対しての定量的な評価とDXの施策の実施状況における定性評価の二つを行ってください。また、施策の内容によっては、時間のかかるシステムの入れ替えの様に、すぐに成果が出ないこともあります。その様な時でも、経営者はDX推進チームをしっかりと理解してサポートできるように、状況をしっかりと確認して評価することがポイントです。

 新しくDX推進チームを作る際には、こちらの3つのポイントをぜひ参考にしてみてください。また、船井総合研究所では、DXの戦略づくりや実行のための組織づくりをサポートしています。もし、お悩みなどありましたら、無料の個別相談も行っておりますので、お気軽にお申込みください。

 

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著者情報

横窪 勇太

株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト

横窪 勇太Yuta Yokokubo

明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。