売上が伸びている企業の特徴は、HPへの流入数(セッション数)が増加しており、特に重要な点はorganic search(一般ワード検索)の流入が増加していることがあげられます。
実際に昨対比で売上を150%成長した企業様では流入数が約300%(自然検索は約360%)増加しています。
セッション数を高めていくための具体的なステップとして
①一般ワード検索経由セッション数UP
⇒カテゴリーTOPの量産化、コンテンツSEO 他
②直接参照経由セッション数UP
⇒新着情報、コンテンツマーケティング、blog、ブックマーク訴求 他
③リファラル経由セッション数UP
⇒アフィリエイト、共起語外オウンドメディア、自社内他事業Web 他
④指名ワード検索経由セッション数UP
⇒お客様の声、資料請求、Instagram、Youtube、サウンドロゴ、TVCM 他
一般ワード検索経由のセッション数を増やすためには、コンテンツSEOづくりとサイト構造を理解する必要があります。
ここ1年でクラウド型SEO対策ツールを提供する会社が出てきたことにより、調査時間が大幅に短縮できるのでSEO対策が大きく変化しています。
Ex)1ページあたりの調査が30分→30秒に短縮
いままでは主要ページのみの対策でしたが、現在は全ページSEO対策が可能になっているので、リソースを投下してSEO対策に注力している企業は成果が出やすい状況になっています。
なお、近年は地域ごとにWEBサイトの検索結果が異なってきてはいますが、あくまで日本全国がマーケットになります。
マーケットが大きくなればなるほど、大手企業の参入や競争の激化が起き、日本のマーケット全体が縮小していくこれからの時代では2極化していきます。
そのため、WEBの対策ができている会社は業績が好調、WEBの対策ができていない会社は厳しくなっていきます。
WEBは日々情報が更新されており、IT化が進むことによって対策すべきことが大きく変わっていますので、常に最新の情報をキャッチアップして取り組むことが大切です。
また、2020年はオリンピックもありますが、5G時代が始まることが一つの時代の節目となり、動画マーケティング元年といわれています。
5Gには3つの特徴があります
①「実効速度」が4Gの「約100倍」
②1平方kmあたり100万台という大量の端末と接続できる「多数同時接続」
③従来の約10分の1(0.001秒)程度の「超低遅延」
こうした通信技術によって4G時代では通信速度が問題となってできていなかったことができるようになります。
Ex) 大容量の動画、機器の遠隔操作、3Dでの立体投影
5Gによってもたらされる一番大きな影響として考えられるのは動画です。
動画を見ない要因(通信料金・パケット量、再生速度、投稿速度)が解決されることによって、動画をみるユーザー数・時間が今後も増えていくことが予測されます。
また、2019年の傾向として、Googleは静止画や文字のコンテンツよりも動画があるコンテンツを検索結果の上位に表示する傾向があります。
それは視覚情報だけでなく聴覚情報や料理・工作などであれば実際の手順をまねることができるので、ユーザーにとって有益な情報だと考えているからです。
動画を作成することが一般ワードでの検索結果を上げていくことつながります。
動画をつくるなんてハードルが高いよ!!と思われたかもしれません。
しかし、逆のことを考えるとハードルが高い分、動画マーケティングに取り組めない企業が多く出てくるのでチャンスです。
インターネットはコンテンツの質と量が大切であり、先行者メリットが大きい市場です。
このタイミングでぜひ本格的に取り組んでみてはいかがでしょうか?
デジタルマーケティングやWebマーケティングに関するご相談も承っております。
これからデジタル・Webマーケティングに注力していきたい会社様はぜひともご相談下さい。
著者情報
株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト
横窪 勇太Yuta Yokokubo
明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。