自社サービスの認知度を広げる、問い合わせ数を増やすには、ホームページをうまく活用してWebマーケティングを仕掛けることが重要です。
Web集客では一般的に自然検索流入、有料検索流入、SNS流入、外部サイトからの流入が考えられますが、中でもPPC広告(有料検索流入)は見込み度の高いユーザーにアプローチできる点、すぐに始めていつでもやめられる点、費用対効果の良いところだけ配信できる点においてメリットがありWebマーケティングの有効な手法です。
最近ではどの業界でも使うのが当たり前になりました。
PPC広告には大きく分けて2つの型があります。
・リスティング広告(検索連動型広告)
・ディスプレイ広告
リスティング広告はニーズが明確な顕在層へアプローチできる点において有効です。
キーワードや広告文、配信地域をサービスに合わせて設定することで効果が得られやすいです。
それに対してディスプレイ広告は課題に気づいていない潜在層へアプローチして認知拡大することができます。
どちらの広告にもメリットがあり、広告戦略や売上フェーズに合わせて使い分けることが大事です。
ディスプレイ広告を使いこなそう!
リスティング広告で顕在層にだけアプローチを続けていくと、問い合わせ数や売上が横ばいになってしまう…といった例をよく見かけます。
ある程度獲得ができたら、次はディスプレイ広告を始めてみましょう。
潜在層にアプローチすることで商品・サービスを知ってもらう、気づきを与えて顧客を育てることができます。
長期的な戦略とはなりますが、サービスを提供できる顧客層が広がるため継続的な売上アップが見込めます。
ディスプレイ広告は一般的にリスティング広告と比べてクリック単価が低いのもメリット。
広告クリエイティブや配信先を試しながら効果につながる活用を見極めていきましょう。
購買ファネルを意識した広告クリエイティブを作ろう!
Webユーザーは3秒で情報を必要か・不必要かを判断していると言われています。
そのためディスプレイ広告のクリエイティブは、顧客のニーズをしっかり把握したうえで作成することが大事です。
マーケティング施策では有名な「購買ファネル」の考え方に沿って、画像に表示する写真や文字を変えていきましょう。
【購買ファネルとは】
消費者が商品・サービスを認知してから購入に至るまで一連の流れ
1.サービスを知る
2.サービスに関心を持つ
3.サービスについて調べる
4.サービスを利用したいと感じる
5・サービスを購買する・問い合わせる
サービスを知る段階なら、「○○の解決には△△」といったように課題に対しての答え(商品・サービス)を明確化する文言が効果的です。
関心を持つ段階ならばフロントエンド商品になりえる訴求を、調べる段階ならば競合他社と比べて優位な点(料金や実績数)を訴求してみましょう。
段階的なコミュニケーションを図ることで、マーケティング効果の最大化が期待できます。
私たちのクライアントでもある司法書士事務所さまの相続相談バナーを例に挙げてみます。
サイトへ訪問したことのない人には相続手続きを認知させる文言を訴求。
トップページに訪問したことのある人にはフロントエンド商品である相続無料相談を。
料金ページに訪問したことのある人にはサービスの最安値を提示、問い合わせページに訪問したことのある人には電話で相談できる・土日も対応可、と敷居を低くする訴求を行うことで問い合わせにつながりやすい仕掛けを行っています。
ぜひクリエイティブ作成の参考にしてみてください。
著者情報
株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト
横窪 勇太Yuta Yokokubo
明治大学政治経済学部を卒業後、2020年に船井総合研究所に新卒で入社。入社以来一貫してデジタルマーケティングに従事し、これまで、士業・保険代理店・自動車・食品・小売・不動産・専門サービス業のWeb・SNS広告運用、Webサイト・メディアサイト立ち上げ・活性化などを経験。2021年よりBtoB、BtoC向けのEC立ち上げ・活性化を中心に行っている。