みなさま、こんにちは!
サブスクビジネスの参入を検討されている方、成功する上で大事なポイントを押さえていますか?
これまでのコラムでもお伝えしてきたように、サブスクビジネスはフロービジネスとは違います。
※フロービジネス…顧客との関係がその1回の取引で終わり、その都度収入を得るビジネス形態
本質をしっかり理解しておかないと、撤退してしまうケースもあるため、慎重な判断が必要です。
そこで今回のコラムでは、始める前に知っておきたいサブスクビジネスのメリット・デメリットについてお伝えします!
サブスクビジネスのメリット
サブスクビジネスの大きな魅力のひとつは、「収益基盤の安定」。
従来の物売りで、1回切りの取引で終わってしまうタイプ(都度お客様に購入してもらうビジネス)では、景気変動や市況に対して、売上が影響されやすいのに対し、サブスクビジネスは開始当初は少額でも、会員数が増加するのに比例して、安定して継続的なストック収益を得ることができます。
実際にこのコロナ禍のサブスクの市況を見てみましょう。
従来のビジネスでは、特に飲食店・旅館業の業績が大きく落ち込みました。
一方で在宅時間が増えたことで、新しく「多拠点で仕事する」というニーズが高まり、結果的に「ホテルに住む」というホテルサブスクが好調になっています。
他にも、地方で通常の花を栽培し卸す農家や、店舗で花を販売する従来のビジネスがコロナ禍で苦戦する一方、サブスク型でワンコインからポストに生け花を提供する花のサブスクは軒並み会員数を増加させ成長しています。
このように、サブスクビジネスの大きな魅力のひとつは、既存事業で成長の限界が見えている場合でも、サブスクビジネスの参入が新しいライフスタイルを提案する差別化要素となり、既存事業を活性化させることができる点です。
サブスクビジネスのデメリット
サブスクビジネスのデメリットは、収益構造の変化と、それに沿ったKPI管理をする必要があることです。
下記の図のとおり、従来のビジネスでは利益=売上ー仕入れコストとなっており、あげた売上に対して、仕入れコストも比例しているため、KPI管理がとてもシンプルです。
一方、サブスクビジネスでは、「利益=売上ー運営コスト」となり、利用者ごとの状況や利用頻度によって運営コストが変動するため、KPI管理が複雑になります。
サブスクビジネスでは、利用者ごとに違う運営コストを全体感をみて調整していく必要があります。
ここまで、サブスクビジネスのメリット・デメリットをお伝えしましたが、これらはほんの一部です。
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始める前に知っておきたい!サブスクビジネスのメリット・デメリット
本レポートはサブスクビジネスについて、
はじめての方でもわかるようにまとめたシリーズでお送りする
「図解で分かる」やさしいサブスクビジネスの教科書のレポートです。
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~「図解で分かる」やさしいサブスクビジネスの教科書~始める前におさえておきたい! サブスクビジネスのメリット・デメリット
著者情報
株式会社船井総合研究所
ECグループ アソシエイト
杉浦 茉歩Maho Sugiura
静岡県出身。
新卒で船井総合研究所に入社。
賃貸支援部での管理会社業績アップ支援、また整骨院・整形外科分野にてSNSを活用した集客強化に従事。
現在はECグループにてEC業績アップに関するマーケティング支援をはじめ、市場調査、業務管理及び営業支援ツール作成など、経営者と伴走することを軸に業績アップへの様々なサポートを行っている