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2021.05.17

事業再構築補助金と定額制ビジネスの時流

事業再構築補助金と定額制ビジネスの時流

みなさま

こんにちは!

いつもコラムをお読みくださりありがとうございます。

船井総合研究所の日坂です。

今回から3回にわたって、

事業再構築補助金と定額制ビジネス(サブスクリプションビジネス)の時流に関してシリーズでお伝えいたします。

今回は「Ⅰ みなさまの経営における課題」と題してコロナ禍も含めてどのような変化が起こっているのか、そしてどのように経営していく必要があるのかについてお伝えいたします。

 

シリーズINDEX

Ⅰ みなさまの経営における課題

Ⅱ 事業再構築補助金の制度を活用した資金確保

Ⅲ これから先重要になる新規ビジネス(新領域への参入)のポイント

Ⅳ ここから時流に乗れるビジネスとは?

 

Ⅰ みなさまの経営における課題

コロナによる影響として、実は大きなポイントになっているのが「モノ売りビジネスからコト売りビジネスへの移行が急速度で進む」ことです。

有事の事態から、顧客は身の回りの消費や家財の見直しにより、所有欲よりも生活の向上や自分に対する投資欲が高まる流れの中で、購入欲から体験欲に変化しております。

ここで重要なのは、モノ売り要素が強い商売は今後も苦戦をする中、逆にこの事態でも好調な店舗は、モノ自体の販売が強いのではなく、購入に至るまでのプロセス(過程)が極めて強いということです。

おそらく購入いただいているお客様もモノを購入するというイメージではなく、店舗に遊びに行く感覚でいらっしゃる方が多いのではないでしょうか?

このように、今後経営者や事業責任者が重要視するべきポイントのひとつとして、LTM(ライフタイムミート)という考え方を持つということがあります。

LTMとは、造語になりますが、「お客様の人生でどれだけ関わりを持つことができるのか?」ということです。

それぞれの業界に、イベントごとが存在するかと思います。

一般的な小売店の場合初売りや決算セールなどが毎年あるかと思います。

業界特有のもので言えば、呉服業にとっての成人式などです。

成人式はライフタイムというよりはライフイベントに当たります。

よってそのお客様と何度も接点を持つよりも、人生の節目に1回、もしくは数回関わるという状態になります。

今まで呉服業はこの「点でのつながり」に取り組んで、売上を上げてきましたが、今後は点ではなく線で接することができる(1ヶ月に1回くらいが目安の)機会づくりが重要になってまいります。

そして、このコロナ禍という有事から始まった時代にはなりますが、

新しいチャレンジを検討いただくには最適なタイミングであり、

その際には本業への影響度の高いビジネスへの参入が重要になってまいります。

 

次のコラムでは「 制度を活用した資金確保」に関してお伝えいたしますので、

是非そちらもご覧ください!

著者情報

日坂 大起

株式会社船井総合研究所
ECソリューションユニット マネージャー

日坂 大起Daiki Hisaka

入社以来BtoC領域の店舗開発/ECデジタルマーケティング支援に従事。
WEB・デジタルの領域だけの提案にとどまらず小売業やメーカーに対しての店舗の支援や商品づくりや価格帯調査、在庫改善等一貫したコンサルティングを手掛けている。
・2021年1月よりECグループ、2021年7月にEC部門の責任者に就任。
・2014年 関西学院大学卒業後、船井総合研究所に入社しアパレル領域のコンサルティングを担当
・2015年 高単価商材(呉服・宝石等)のマーケティングコンサルティングに従事
・2016年 歴代最年少で管理職に昇格、アパレル領域以外に中古ビジネスのコンサルティングを担当
・2018年 BtoCの小売業分野のコンサルティング全般を担当
・2019年 ビューティビジネス分野の統括責任者に昇格しBtoCのサービス業を含めた領域のコンサルティングを経験
・2021年 現職になるECグループに社内移籍しBtoB/BtoC分野での大手中堅を含む案件のPJ責任者として店舗開発やDX領域のコンサルティングに従事している

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